HCL Domino
- 最終更新日:2021年01月29日
- 公開日:2021年01月15日
HCL Domino は、非定型業務アプリケーションの開発、及びデスクトップPC・スマートデバイスでの業務アプリケーション実行用インフラ基盤です。
また、アプリケーション基盤としてだけでなく、メール、カレンダー、会議室・リソース予約、掲示板、文書管理等、お客様の業務上の問題を解決するための機能をオールインワンで提供します。
お客様の業務&運用に合わせたアプリ開発が容易です。かつ、業務効率化機能を持つ専用クライアントで利用したり、Webブラウザやスマートデバイス用アプリケーションで利用したりと、マルチデバイスで利用するための環境が整っています。
日々の業務において、以下のようなことでお困りではないでしょうか?
- 社内システムが増え、運用管理の負荷が高い状況を改善したい。
- 業務知識が属人化し、知識の共有や情報の検索ができていない。
- 社内業務フローをIT化したい。
- ロケーションに依存しない社内コミュニケーション環境がほしい。
HCL Domino は、このような業務上での課題改善に適したソリューションです。
当社では、HCL Domino を使った課題解決を得意としています。
HCL Domino とは
サービスを提供するミドルウェアのDomino、Domino を利用する為の専用クライアントとなる Notes で構成される業務アプリケーション基盤です。
主な特徴として、保存するデータが「文書型データベース」であることが挙げられます。文書型データベースは、リッチテキストでの文書作成・保存が可能なだけではなく、ユーザー情報、アクセス制御、検索、文書リンクなどの情報をまとめて管理することができます。
非定型且つ非RDBで、あらゆる形式のデータを1枚のメモ帳のように情報をまとめ、それぞれの業務内容に柔軟に対応したアプリケーションを作り上げることを可能としています。また、この他にも様々な特徴を有しています。
オールインワン環境
Domino は、業務改善を行う為のプラットフォームをオールインワンで提供しています。
Domino 1台で他のシステム5台分のサービスを提供すると言われており、
お客様が使用されている各機能やシステムを Domino 1台に集約することで、管理コストを低減させることが可能となります。
情報蓄積、共有・活用
オールインワン環境では、各サービス間での連携を簡単に行えるというポイントがあります。これは、各サービスを1つの基盤で提供している Domino ならではのメリットです。
また、Domino では、個人のメールや掲示板等の業務アプリケーションをそれぞれ DB という単位で管理しており、それぞれのDB は情報を整理して蓄え、検索しやすい仕組みになっています。
情報を整理して蓄え、検索しやすいDB + サービス間の連携を提供する基盤 = 情報共有、活用しやすい環境
といった状況を作り出します。
社内業務フローのIT化
情報共有が行いやすい環境を活かすことで、社内業務によるワークフローのIT化が可能となります。
例えば、紙で行っている経費申請があれば、経費申請用のアプリケーションを用いて、簡単に申請することができます。
紙が不要になるので、ペーパーレス化にも繋がりますね。
DB間でのデータ連携をワークフローに組み込み、より複雑なワークローへの対応も可能です。
これは、他のシステムでは真似できない細かいセキュリティ設定が可能である特徴を Domino は持ち合わせているといった理由もあります。その結果、柔軟な業務ワークフローのIT化を実現可能とします。
場所を選ばないコミュニケーション環境
Domino 上のアプリケーションを利用する環境は、専用クライアントである Notes だけではありません。
Webブラウザ や iPhone 、android でも、メールや業務アプリケーションを活用することができます。
自宅や社外、海外等、場所を選ばない情報共有環境により、より密度の高いコミュニケーションを取ることができるようになります。
最新版の Domino では、特別な改修が不要でメールやカレンダーがスマートデバイスで利用できますし、業務アプリケーションも利用可能です。
ワークスタイルをより良いものへ
デジタル技術を活用させることで人々の生活をより良いものへと変革させようとする取り組みが進む中、人にしかできない既存の価値観や枠組みを覆すような付加価値の高い仕事へのシフトが進んでいます。
付加価値の高い仕事にはイノベーションは不可欠ですが、一人の力では限界があります。Notes/Domino には情報共有や情報の再利用、業務ワークフローのIT化といった、イノベーションのための仕組みが整っており、それをオールインワン環境で提供します。
また、Dominoは、ディレクトリ機能を持っていますので、他のHCL製品とのコラボレーションを行うための中核ともなります。活用方法は様々あります。
皆さんも Domino を中心としたワークスタイルの変革、その先にあるデジタルへの変革に挑戦してみませんか?
HCL Domino 最新情報
★最新版の Domino は Ver.11 となります。 Domino 11 では、 Nomad 、 Domino Volt が利用できるようになりました。それぞれ、以下のような機能を持つアプリケーションです。
スマートデバイス用のカスタマイズは不要で、既存の Notes アプリケーションが iPad や iphone、 Andoroid 上でそのまま動作します。
これまでは専用クライアントである Notes を使用しないとできなかった操作が、スマートフォンでも可能になりましたので、
情報共有を活性化するための障害となっていた、携帯性、地理的ロケーションの問題を解消します。
スマートデバイスで撮影した写真もDBに登録できますので、手軽に場の詳細な状況を共有したりすることも可能となります。
専用の開発環境が不要で、一般ユーザーがWebブラウザ上でアプリケーションを開発できるローコードプラットフォームです。
Domino Volt を使用すると、IT部門での最小限の支援で、現場を熟知したユーザーがアプリケーション開発を行えるようになりますので、
使う側にとっての最適なアプリケーションが提供できます。
他には、Excel からデータをインポートするだけでWebアプリケーションを作成したり、HCL製品以外のサービスとの連携をより簡単に行えるような環境を提供しています。
より迅速な対応を求められるデジタル変革において、強力な効果を発揮するツールです。
Domino Volt最新情報はこちらから → HCL製品サイト
★新しいライセンス体系に
- HCL Notes Domino Complete Collaboration (CCB)
- HCL Bundle Mail & Social Collaboration (BM&SC)
が登場しました。
新ライセンスを簡単に表しますと、Notes/Domino のサブスクリプションサービスです。2種類のライセンスが用意されていますが、主に、HCL Sametime、HCL Connections の機能を全て使えるかどうかといった違いがあります。
CCB :HCL Notes/Domino、HCL Sametime Limited Use(在席確認&チャット)、HCL Connections(プロフィール、ファイル、ホーム)、HCL Verse、etc..
BM&SC : HCL Notes/Domino、HCL Sametime Premium (在席確認&チャット+ WEBビデオ会議&音声会議)、HCL Connections(フル機能)、HCL Verse、etc..
サブスクリプションサービスとなったことで、従来の永続ライセンスと比べ、費用がお手頃となっています。
また、ライセンスの単位がユーザー単位の契約のみで完結しますので、従来のライセンス形態である Dominoサーバーの台数やCPU性能に金額が依存する PVU を気にするといった煩わしさが無くなりました。
契約情報が簡潔になり、費用が抑えられるようになったというのが新ライセンス体系の特徴です。更に、1000人以下のユーザー規模で利用する場合は、制限はございますが、お安くできる Express 版も用意されています。
長期的に Notes/Domino を利用されているお客様にとっては費用が安くなりますので、既存の永続ライセンスを継続利用するより、期限付きライセンス の利用をお勧めします。
ここまでは、ライセンスの観点で内容を記載していますが、保守サポート(SS&S)を含めても、永続ライセンスよりお得です。
詳細につきましては、当社の窓口までお気軽にご連絡ください。