NXPowerLite
- 最終更新日:2021年01月25日
- 公開日:2021年01月09日
NXPowerLite は、Word、Excel、PowerPoint といった Microsoft Office 製品のファイルや、 JPEG、PNG、TIFFの画像ファイル、PDF の文書ファイルを効率的に圧縮し、データストレージ容量の削減やファイル圧縮によるネットワーク負荷を軽減する製品です。
日々の業務において、以下のようなことでお困りではないでしょうか?
- Windowsファイルサーバーにおいて、ストレージ容量逼迫への対応手段を確保しておきたい。
- リモートワークになり、ファイル送受信が増加し、ネットワーク負荷が増加している。
- 画像データが大きいことが原因で、モバイル端末でのファイル取得が遅延している。
NXPowerLite は、このような業務上での課題改善に適したソリューションです。
NXPowerLite とは
主に画像データを含む Microsoft Office 製品のファイルやPDFファイル、画像データであるJPEGファイルを、ファイル形式は変えずに、最大50分の1にファイルサイズを圧縮するデータ圧縮ソフトです。
オリジナルの画像のままファイルを圧縮するため、ZIP圧縮とは異なり、解凍も不要です。
Windows版のデスクトップエディションは、クライアントPC上のファイルをドラッグ&ドロップして圧縮するのに加え、Office、エクスプローラーとの連携や、Outlookなどのメールクライアントとも連携し、メールに添付されたファイルを圧縮します。
NXPowerLite には、3つの種類が存在します。
- デスクトップエディション
- ファイルサーバーエディション
- ソフトウェア開発キット
それぞれ、以下のような特徴を持っています。
NXPowerLite の特徴
圧縮の仕組み
NXPowerLiteは、ファイル内の余分な箇所を取り除く、画像データを最適な形式、解像度に変換することによって、ファイルを圧縮します。
ファイルそのものを圧縮するため、ファイル形式や拡張子、画像や見た目の状態はそのまま、ファイル内に含まれる属性を保持します。
ファイル形式も変わりませんので、解凍ソフトは不要で、今までと同じ使い方でファイルを開いたり、編集することも可能です。
※ファイル圧縮効果が高い分、非可逆圧縮となります。
NXPowerLite -デスクトップエディション-
デスクトップエディションでは、Word、Excel、PowerPoint といったMicrosoft OfficeファイルやJPEG、PDF、PNG、非圧縮TIFFファイル、これら画像ファイルを含むZIPファイルを効果的に圧縮します。主な機能は以下のとおりです。
- 画質や拡張子は圧縮前と同じ
ファイルを圧縮しても拡張子は変わらず、解凍ソフトは不要でファイルをそのまま編集できます。 - ドラッグ&ドロップで簡単に圧縮
圧縮の操作はドラッグ&ドロップで簡単に済みます。 - 圧縮レベルの選択
各ファイルごとに圧縮レベルが設定可能で、用途に合わせて最適な状態に調整できます。 - ZIPファイル内のファイルも圧縮
テキストファイルに効果を発揮するZIP圧縮は、画像を含むファイルに対して効果が期待できませんが、 NXPwerLiteはZIP内に画像が含まれているファイルをそのまま圧縮できます。(本機能はWindows版のみ利用できます) - Microsoft Office/Finder との統合
Windows版では、Word、Excel、PowerPoint のメニューバーの「アドイン」やWindowsエクスプローラの「右クリックメニュー」から圧縮できます。Mac版ではFinderと連携して、コンテキストメニュー(右クリック)から圧縮できます。 - メールクライアントとの統合
Microsoft Outlookでは、メールに添付された Word、Excel、Power Point やJPEG、PNG、非圧縮のTIFF、PDF、これらを含むZIPファイルの圧縮が可能です。
また、HCL Notes とも連携し、メール送信時に自動で圧縮することもできます。(本機能はWindows版のみ利用できます)
NXPowerLite -ファイルサーバーエディション-
ファイルサーバーエディションでは、ファイルサーバー内に保存されている画像ファイルによって肥大化した Microsoft Office製品のファイル、JPEG、PDFファイルを一括で圧縮し、ストレージの使用量を削減します。主な機能は以下のとおりです。
- ユーザーインタフェース
シンプルなUIにより、簡単な操作でストレージ容量を削減することができます。 - スケジュール機能
スケジュール機能を利用し、開始時間、終了時間、曜日等の設定で圧縮することができます。 - レポート機能
NXPowerLiteは、圧縮完了後、レポートを作成します。このレポートでは、ファイルの形式ごとに、サイズの削減容量を確認することができます。 - ネットワーク経由で、ファイルサーバーの圧縮が可能
NXPowerLiteは、主にWindowsサーバーを対象としているため、Windowsサーバーにてファイルサーバーを利用している場合、直接サーバーにインストールして利用できます。
Windowsサーバー以外のファイルサーバーで圧縮を行う場合、NXPowerLiteがインストールされたWindowsサーバー経由でフォルダーを選択し、圧縮することができます。
NXPowerLites -ソフトウェア開発キット-
ソフトウェア開発キットは、独自開発のアプリケーションや文書管理システム等に組み込みを行うことを前提に作られており、C++ やJava などの開発環境から手軽に利用できる開発用モジュールです。
標準的なインターフェース仕様により、柔軟に製品に組み込むことが可能です。以下のような利用が可能です。
- 文書管理システムやWebサーバーにアップロードするファイルの圧縮
- イントラサイトでの活用
- データベースの容量削減
メリット
NXPowerLiteを使用すると、以下のようなメリットを受けることができます。
- ディスク容量不足の解消
- バックアップ、リストア、ウィルススキャン時間の短縮
- ネットワーク負荷の軽減
- クラウド利用時のコスト削減
- ファイルサーバーのリプレース及び統合の時間とコスト削減
- モバイル端末での表示速度向上
NXPowerLiteの導入にあたり
スマートデバイスの普及に伴い、膨大なデジタルデータを取り扱うようになりましたが、皆さんはどのような対策を行っていますか?
スマートデバイスの通信環境が整備され、インターネットを経由してのソフトウェアの利用、コミュニケーションを取る機会が増えておりますが、バックエンドでは、クラウドストレージに配置しているファイルの肥大化によるストレージの逼迫や、サイズの大きいファイルを読み込むことで、待機時間が増加し、ユーザービリティが低下するといったことも起こり得ます。
クラウドストレージの使用量が増加すれ課金額が増加したり、サイズが大きいファイルの読み込みによる待機時間の増加がWebページの直帰率・離脱率につながり、ユーザーがWebページを閲覧する機会が損失してしまいます。
メディアのデータの取り扱いについて、一度検討してみてはいかがでしょうか。