【コラム】Notes資産を「移行しない」選択肢 – HTML出力ツールのご紹介
2026/05/24
HCL Notes/Dominoを長年利用されてきたお客様の中には、近年のクラウド化・システム刷新に伴い、他プラットフォームへの移行をご検討されるケースが増えています。
一方で、すべてのNotesアプリケーションを新システムへ再構築することが、必ずしも最適解とは限りません。
特に以下のようなケースでは、
- 現在はほとんど更新されていない
- 参照用途が中心になっている
- 法令・監査対応のために一定期間保持したい
- 年に数回しか閲覧しない
- 移行コストに対して業務効果が見合わない
といった理由から、
「アプリとして移行する」のではなく、「過去データを参照できればよい」
というニーズが多く存在します。
NotesデータをHTMLとして出力するツール
弊社ではこのようなニーズに対応するため、Notes文書をHTML形式で出力し、ブラウザ上で閲覧可能にするツールを開発しました。(これまでもツールとしては存在しておりましたが、今回大幅にアップデートを行いました)

本ツールでは、
- Notes DB内の文書
- ビュー一覧
- リッチテキスト
- 添付ファイル
- 文書項目
などをHTMLとして出力し、Notesクライアントが無い環境でも参照可能な状態を実現します。

出力されたデータは、一般的なHTML/CSS/JavaScript構成となっており、特別なサーバー製品を必要とせず、ローカルPCやファイルサーバー上で閲覧可能です。
特長
一覧+詳細形式で閲覧可能
Notesビューをベースに一覧画面を生成し、各文書の詳細画面へ遷移できます。

リッチテキスト対応
本文中のリッチテキストについてもHTML化を行い、可能な限りNotes上の表示に近い形で参照できます。

添付ファイル対応
文書添付ファイルもあわせて出力されるため、過去資料の参照用途にも対応可能です。
JSONによる表示カスタマイズ
一覧項目や詳細表示項目はJSONで定義可能です。
たとえば、
- 一覧に表示する列
- @関数による値変換
- 詳細画面に表示する項目
- 表示順序
- ラベル名
などを柔軟に制御できます。

Notesクライアント不要
出力後はブラウザのみで閲覧できるため、
- Notesクライアント配布削減
- 参照専用環境化
- Dominoサーバー停止後のデータ保持
といった用途にも活用できます。
想定ユースケース
Notes→他プラットフォーム移行時のアーカイブ
- SharePoint Online
- Microsoft 365
- kintone
- intra-mart
- Salesforce
などへ移行する際、「現行業務は新システムへ移行するが、旧データはHTML化して保持する」という構成に適しています。
Dominoサーバー停止前のデータ保全
既存Dominoサーバーを停止する前に、参照用としてHTML化して保存する用途にも利用可能です。
監査・法令対応
長期保管が必要な文書の参照環境としても利用できます。
データ出力をご検討のお客様へ
Notes資産の扱いにお悩みのお客様に対し、
「すべてを移行する」だけではない、現実的な選択肢の一つとしてご活用いただければと考えています。
当ツールについては、弊社のデータ出力サービス内で利用するパターン以外に、当ツールのみを販売することも可能です。
ご興味のあるお客様は、お気軽に弊社窓口までお問い合わせください。